文部科学省次世代アントレプレナー育成事業 EARTH on EDGE PROGRAM
東北大学大学院工学研究科フィールドデザインセンター
FDCデザインスキルワークショップ
シラバス
主催:東北大学大学院工学研究科フィールドデザインセンター
追加説明会4/8(月)開催!
fdc_通年190402 by on Scribd
全体概要
アイデアを発想し、モノやサービスを作りだすことは、個人のセンスによるものと思われているかもしれない。しかし実際には、たった1人でアイデアを構想し、実現させることなどありえない。あらゆる事業は、チームによって発意されたアイデアを形にしていったものなのだ。
FDCでは「コミュニケーション」の重要性が叫ばれながらなかなか体系的には教えてこられなかった、「共創」の基礎知識を身につけたい。そして先達たちの知識を学びアイデアを発想し、人と考えを共有しながらシナジーを生み出していく知的基礎体力をつけることが目的である。
スケジュール(毎週月曜18:30開始)*授業内容は予定。一部変更になりました。
- 2019/04/15 ブレインストーミング = 喋る
- 2019/04/22 なりきりプレゼンテーション = 観察し真似る
- 2019/05/13 観察スケッチ = 見て描く
- 2019/05/20 ビブリオバトル = 話す
- 2019/05/27 アイデアスケッチ = 見て描いて喋る
- 2019/06/10 カスタマージャーニーマップ = 過程を想像する
- 2019/06/17 写真 = 切り取る
- アイデアを発想するには「質より量」である。ブレインストーミングは少人数で多数のアイデアを出す方法として開発された。ただ単に量を出せばいいのではなく、質の高いアイデアを出すブレインストーミングにはいくつかの作法にがある。ここでは実際に作法を踏まえたブレインストーミングを実践して学ぶ。
- モノを知るためには観察から始まる。既存の商品パッケージを取り上げ、そのデザインを分析。デザイナーになりきって仮想プレゼンテーションを行う。
- スケッチは、普段は気にしないようなディティールを観ることのできる実践的な手法である。「なぜこのような形になっているのか」を観察し描いてみることで先人達との時を超えたインタラクションを堪能する。絵は苦手という意識をもつメンバーのためのスケッチ超入門も同時開講する
- 良いものをポジティブに褒めることは、イノベイティブに思考する上で大切である。ここでは各人が自分の好きな本、映画などのコンテンツ(漫画やゲーム、音楽でもいい)を紹介する「ビブリオバトル」を開催し、優れたプレゼンテーターを紹介する。プレゼン能力を鍛えると同時に他者の考える「良いもの」をインプットすることで自分の思考の枠を拡張する。
- アイデアの「質」を上げるには、より具体的にイメージすることが効果的である。アイデアスケッチはアイデアについて示すスケッチを一緒にしめすことでブレインストーミングより一歩踏み込んだディスカッションを可能にする。絵が下手でも大丈夫。絵が上手いことが良いアイデアを出すとは限らないから。
- 「ペルソナ」とは「商品・サービスを利用する顧客の中で最も重要な人物モデルのこと」である。ここでは代表的なカスタマーをペルソナとして設定し、ビジネスにおけるペルソナの行動を「旅」にみたてて、マーケティングにおける接点を考え、ビジネスモデル全体を捉え直す。
- 写真はスマートフォンの普及で気軽に撮れる様になった。プレゼンテーションなど人に伝える上で重要である。しかし、カメラの仕組みは意外と知らないのではないだろうか。この回では写真の光学的な仕組みを理解し、見違える様な写真を撮れるような「ちょっとしたコツ」を伝授する。
今後のラインナップ
- プロトタイピング・コーディング
- 傾聴
- オブザベーション
- グラフィックデザイン入門
- ベア読書
FDC通年生ブックリスト
スタジオを取る上で重要なコンテンツをピックアップしました。コンテンツは本に限らず、映画、小説、アニメ、漫画、ゲームなど幅広く選定しています。また、リストは誰でも編集が可能です。
ブックリストリンク
注意事項
- 授業に関する連絡はslackアプリを利用して行う。授業で詳細は説明する。
- 講義の集合場所はFDCのスタジオである。
- オムニバス形式で各回は一回で完結する。そのため、必ずしも全部に出席する必要はなく、単発で受講できる。
ワークプレイス
東北大学大学院工学研究科フィールドデザインセンター
980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-06 教育研究基盤支援棟 2F
- Wi-fi
- 共用PC、プリンタ、オーブンスチームレンジ完備
登録方法
専用フォームにて下記必要事項を送信ください。
- 氏名
- 所属研究科(学部)/専攻/研究室/学年
- 連絡のつくメールアドレス、電話番号
- 自身の専門について(〜100字程度)
- 意気込み・抱負
専用フォーム https://forms.gle/vZmYipuKnSrBFC368
お問い合わせ
東北大学大学院工学研究科フィールドデザインセンター
info[at]fdc.eng.tohoku.ac.jp
022-795-5028
文部科学省次世代アントレプレナー育成事業EDGE-NEXTプログラム/EARTH on EDGE
FDC主催PBLデザインスタジオは文部科学省次世代アントレプレナー育成事業EDGE-NEXTプログラム/EARTH on EDGEの一環として実施いたします。